すべるおじさん

少し急な坂道の手前で信号待ちをしていたら、坂の上のほうから妙な歩き方をしてくるおじさんがいた。70歳前後と思われるそのおじさんは、両腕を横に開いてバランスをとりながらスーッスーッとまるでスケートをするみたいに下りてくる。なんだか危なっかしい。
歩道にはまだ雪が残っていたので「転ばないための知恵なのか？」と見ていたら、坂を下ったところでおじさんいきなりＵターン。少し上ったところからまた同じようにスーッスーッと下りてきた。そうかそうか、楽しんでいたのか。
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楽しむ余裕がある人はいいけれど、凍った道はほんとにこわい。注意してても転んでしまう。そんなヒト用に、靴用のすべり止めやスパイクってのがあるらしい。さほど使い道はなさそうだが、雪国への出張なんかには便利かも。